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すごかった。に尽きた。なにもかもが前衛的でかっこよくて。
セットリストはこちら
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(すみません、転載です。)

僕がとったチケットは、来日ツアーの追加公演で、10月7日の東京国際フォーラム。この日は偶然、というか僕は知らなかったんだけどトム・ヨークの誕生日だったんだ。だからなにっていうわけじゃないんだけど、mixiのRadioheadコミュでは、トム・ヨークの誕生日なんだから、ホイッスルとかなんかの合図に合わせてハッピーバースデーを合唱しよう!っていうトピがたったりして、盛り上がってたんですよ。だけど、それに対して、ジャニーズのライブじゃないんだからそんなことはやめよう。っていうトピもたちまして、この両トピが論争し始めたわけですよ。「周りの人の雰囲気を邪魔するな」とか「誕生日にお祝いされて嫌な人なんているの?いたらその人は悲しい人生じゃない?」とかこんな感じで・・・、もう原理的な理論の応酬で大変荒れてたと思うんですよ。嫌ならそんなトピ見なきゃいいじゃんってことなんだけど、その日のライブに参加する身としては、どうしても気になってしまって。かといって気にしたところでろくなこともないんだけどね。思っているのは僕だけかもしれないけれど、その後もやたらと、ライブ中のマナーに関してのトピがたってきて盛り上がったりと、なんだかネガティブな内容の議論が多くなってきて、ライブ前だっていうのに、僕の中での盛り上がりがいまいちだったんですよ。

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当日、座席はステージからすごく遠い。これは、バンドメンバーの顔が見えない。自慢になるけれど、ここ最近ではコーネリアスとベックのライブに参加したんだけど、どちらもステージ真ん前のチケットを獲得していたので、それらとどうしても比べてしまって、開演前にかなり不安になった。隣の席にゴシックな恰好をしたカップルがいたんだけど、オープニングアクトのModeselektorが演奏しているとき、隣に座ってるゴシックな女は寝てるし、なんだかついていないっていうか、このライブに関しての僕の雰囲気は一向に良くならない・・・。

そして、そんな感じのままついにRadiohead登場。もうさっきのModeselektorのときの見る気のなさがなんだったのかっていうくらい、隣の女が盛り上がる!
一曲目はAll I Need かなり意表を突かれたゆっくりなスタートだ。一曲目はてっきり15Stepだと踏んでいたのに。ゆっくりとリズムが進んできて、静かにトム歌い始めて、ここに至るまでの僕の雰囲気の悪さというか、腐っていた感じをなだめるように、だんだんと神々しく高らかに叫ぶ・・・自分勝手にそう思ってしまうくらい選曲がジャスト!!

そして15Step、次にNational Anthemと続いた。
東京国際フォーラムの2階はかなりの急斜面で、立ちあがると、前の人の頭が僕の腰下くらいになって、前の人が見えなくなるくらいステージを見やすいように設計してある。ステージまではかなり遠く、歌っている顔すら見えないのに、音だけは近くで歌っているかのように、ここまで届くから、音と光景の距離差にはじめ少し酔った感じがした。ステージからの黄色い照明が、斜面下に見える、微妙に揺れながら魅了されている整列した人たちを照らしていて、National Anthemの曲と相まってなんだかすごく宗教的体験に思えた。本当に神々しかった。

毎回セットリスト(曲順)を変えるRadiohead。先日までの公演では1日のみだけどKid A をやったというから、これはもしかしてとかなり期待していたところ・・・Kid Aきたよ!youtubeでしか観たことないKid Aの演奏をまじかで観た。CD音源とはかなり違う、Kid A ライブでのKid Aが大好きだったんだ。これを観たいがためにチケット買ったんだ。本当に。すごいんだよ。すごかったんだ。きちっと確認しているわけじゃないから、ひいき目かもしれないけど、アルバムで言うとKid AとAmnesiacの曲が、最新アルバムであるIn Rainbowsを除くと多い感じがしてね。比較的最近のRadioheadが特に好きな僕が期待していた、いやそれ以上のセットリストをやられたんだ。本当なんだよ。

特に、後半は、アンコール後なんてフィル・セルウェイのドラムに合わせて昇天してしまいそうなくらいだった。IdiotequeだとかHouse Of Cardsだとか、Blow Outだとか。そして最後のEverything In Its Right Place ジョニーとエドが地べたに座って、歌ってるトムの声をその場でサンプリングして加工して、カオシレーターを使ってループさせて・・・・。ああ・・・。

Radioheadにとって、CDに録音した曲っていうのはあくまで一つのアイディアでしかなくて、ライブでしか再現できない、聴けない、アイディアを次から次へと放出してくる。しかも必ずと言っていいほどライブで聴いた方がすごく良い。でもそれはあくまでのそのときだけで、また次の機会になるとさらに変化している。リスナーが一つの曲、過去の思い出に固執するのを避けるように、前衛的に変化し続ける自分たちを見せつけて、決してリスナーを自分たちに追いつかせない。Creepをやるかどうかとりあえず気にしちゃうとか、1stアルバムPablo Honeyからの曲はあるかどうかとか、そういうのじゃなくて本当に変化し続けている現在を見てほしいのだろうなって思ったよ。決まり文句だもんね、今回はcreepやるかどうか!?っていうのは。

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ライブ終了後


観終わった後に、ああー今度はもっといい席でもう一度観たいなぁと思いました。あと、National Anthemの前に、リアルタイムのニュース放送を加工して、流したみたいなんだけど、それでノーベル物理学賞を日本人が受賞したことを知ったよ。
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