忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

撮影するよついに!

撮影って、気持ちいいよね。僕が言う撮影っていうのは、キャストとかスタッフとか撮影陣を組んで、監督がカット!とか言う方の撮影じゃなくて、ただ散歩しながら片手カメラで気ままに撮影することだよ。

カメラ片手に歩いていると、自分がなにか別の存在になったような気になってきて、カメラを持ってないときとは違う視点でものを観られるようになると思うんですよ。だから、普通の通りすがりの人にはなんてこともないようなものも自分には、なにか重要なものを示す素材に見えてきたりして、特に街中で撮影してると、そういう人とは違うっていう、自分の特異感がジワジワと感じられるんだよね。すれ違いの人に、あの人なに撮ってるんだろ?っていう目で見られるともう・・・・自分のオリジナリティーみたいのが、その人の目からバシバシと送られてきてね。ああ、俺自分しかできないことやってるんだ・・っていう感じがなんとも快感なんですよ。

たとえば、コスプレってさ、普段とは違う解放した自分をさらけ出すっていうのが気持ちいいんだと思うんだけど、それが僕にとってはカメラ持ってひたすらなんでもないものを撮ることだろ思う。コスプレはやったことないから、本当に合っているかどうかはわからないけど。でも普段、素の時には絶対恥ずかしいこともカメラ持って一人だと、なんでかやれる気になってくるんだよね。普段はつまらない人間でいいから、そういう自分にとって重要な時だけは面白いことしようって思うんですよ。

街中で撮影したことある人なら分かってもらえると思うけど、意外なほど通行人は撮影者のことを気にしない。たとえば、新宿駅前で通行人を撮影すると、もはや自分はいないんじゃないかっていうくらい、ほとんどの人が撮ってることを気にしない。ばっちし顔だって映っているのに(別に悪意ある使い方をしようっていうわけじゃないけれど)そんなこと気にせずに、何もなかったかのように通り過ぎていく。

ほとんどの人はそうなんだけど、その中で、100人いるうちの1人くらいの確率で、カメラを持っている僕を見つめてくる人がいる。それは、大抵その人も1人だったり、あと子供とかホームレスが多いと思う。なんていうか、そのとき感じている時間感覚がその人と僕で近いときに、僕が撮影していることを気にされるんじゃないかと勝手に思う。見られるから、なにかあるっていうわけじゃないんだけど、なんとなくいつも撮影しながらそういうことを考えてるんですよ。

大都市では情報がありすぎて、すぐ近くを歩いていようとも全く別の時間感覚で動いてて、それを共有とか近くなったりしない限り、ほとんど意識し合わないんじゃないかあ。だけど、そういう情報がありすぎる中で、偶然目があったり、注目し合ったりするっていうのはなかなか気持ちがいい。

特に、その時の僕はすごく神経を走らせてて、恥ずかしいものを曝すような感覚で撮影しているから(変態っぽい言い方だけど・・)たまにそういう人に見られると、変なことしてる自分に注目されて気持ちが良くなってきます。なんか性癖みたいな表現になってきたけど、それは別に女とは限らなくて、男かもしれないし、汚い格好したホームレスかもしれない(余計変態っぽい表現か)

とにかく、撮影の醍醐味は、通行人に変な目で見られてからが始まりだと思う。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Twitter
TwitPic
プロフィール
HN:
そーし
性別:
非公開
趣味:
CDを平積みする。
最新コメント
[05/15 Backlinks]
[01/18 ArnoldPlaurgy]
[01/17 MichalFluowl]
[01/17 ViktorianPeGo]
[09/20 そーし]
最新記事
最新トラックバック
バーコード
フリーエリア
忍者ブログ [PR]