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高校のときの友達と4年ぶりに会ってきた。標高500mの高尾山の上で。
地上の八王子はと言えば風俗店やら如何わしい飲み屋で胡散臭さが充満しているというのに、高尾山から見る八王子の夜景は思ってたよりすごく美しく、決して馬鹿に出来ない素晴らしい景色だった。そして猛暑を忘れるほど涼しく、東京とは思えない避暑地だった。

1年ぶりくらいの八王子を通過して、高尾山口駅へ着き、改札を出て、そういえばそんな顔だったとみんなの顔を久しぶりに見つけた。意外なほどスムーズに、馴れ馴れしく再会できた。そういえば俺ってそういうあだ名だったな。さっそく駅改札前で現状を報告し合う。
僕の同級生は浪人経験者がとても多く、現役で大学へいったやつのほうが少ない。そしてすごく、今後も学生を続ける人が多い。現在大学へ通っている人間の中で、僕は唯一就職するということで、キャラに合わないがほめられ、良い気持になった。

高尾山山頂のビアガーデンは、着いたときすでに行列が2時間待ちで、お店の前で待ちつつ、そういえば積もっていた話をした。こういうときって、その場にいない人間についての思い出話で盛り上がることが多い。まさにそんな話ばかりをしたと思う。
あいつは今教育実習で母校の先生をやっているだとか、あいつは自衛官になっただとか。その場にいないやつの現状を聞くのは、感想が楽だし、面白い。
その場にいる人間の現状はと言えば、おかしなくらい不景気・・・というか現在進行形のモラトリアムな話で、自分の就職の話をする気にはあまりならなかった。
入店後は飲み放題のビールを飲みつつ、高尾山の夜景を眺めつつ、引き続き思い出話で盛り上がった。午後の授業をサボるくらい熱中してた昼休みのフットサルの話とか、高校のときに好きだった女の話だとか。僕は自分でもびっくりするくらい笑った。
ああ、思い出話ってこういうものなんだと初めて体験した気がする。

やっぱり、時期がタイムリーなんだ。少なくとも僕にとってはすごくタイムリーだった。
高校から次の環境へとそれぞれ進んだ後、さらに次の環境へと進む直前のこの時期。
すごく心境的には過渡期で、みんながみんな変化の最中なわけで、足場を確かめるっていうか、自分のアイデンティティーを確かめるような雰囲気を感じた。
だからなのかもしれないけど、思い出話ってこんなに楽しいものなんだと思った。
今までこの手の、同窓会等のイベントには苦手意識をもっていて、できるだけ避けてきたけれど、今これを経験できて本当によかったと思う。今の自分になって初めて思い出に丸く触れられるし、楽しめるようになったと思う。



Chemical Brothers - Surface to Air
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閉園前の午後4時。真夏の多摩動物公園。
仕事終わりの前にもしゃもしゃとマイペースに草束を食うキリンたち。でかい。
草束のすぐ近くに俺。草束を食うキリンたちの頭のすぐ傍に俺。
草束を口に含んでは俺を無表情に見つめ続けるキリンたち。まつげがかわいい。
そこで俺は、両手を大きく広げ、上に高くジャンプ!バッ!!!!
全身を大きく使って☓字ジャンプ!!!!
マイペースに草束を食い続けていたキリンたちが☓字ジャンプを目にして慌てふためき
ドッドッと大きな足音をたてて草束を放置して飼育小屋へと走り去っていく!!
キリンごめん。


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社会人の方から見れば、なにを甘い考えを、と思うかもしれませんが、大学生の本領発揮は長期休みにあると思うんです。甘い目で見てください。学生なのに夏休み毎日学校通ってるんですから。


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今、僕は死ぬまでの目標に向かって日々生きていると人に言える。一方、なにも考えず、なんの哲学も模索せず、ただ思い立った安易な考えにだけ浸っていた高校時代のクソ人間の僕。そんな僕しか知らない高校時代の友人たち。高校を卒業してからの僕は急激に考え方を変化させてしまい、高校時代の友人から観た僕と、今の僕から観た僕は大きく異なっている。

親友と呼べるような友人とは、年に1度程度の集まりにて顔を合わせ、消極的な参加度だけど良くやっていると思う。ここで言う友人たちとは、高校時代のクラスメイトやフットサル友達のことである。当たり前だが、当時は毎日顔を合わせ、いわゆるグループを形成し、昼ごはんやら放課後やら修学旅行やらの青春を一緒に過ごした。しかし、高校卒業後、僕は彼らと距離をとり、それから数えて5年目になる。

僕にとって高校時代の自分はコンプレックスの塊であり、今思い返しても嫌な気分になることが多い。コンプレックスと言っても、僕だけにしかない特別な経験とかそういうものではなく、ごくありきたりな高校生のものだと思う。高校時代のグループの輪にもう一度入ることで、当時の自分が鮮明に思い出され、当時の自分に再会してしまう気がする。僕は当時の自分と比べて、考え方が大きく変化していることを自覚しているし、今コンプレックスと呼べるようなものはない。いまさら、そんな過去の自分を思い出したくないし、考え方を大きく変えてしまった自分を彼らにみせたくない、というか、みせたときの反応を僕が見たくないという気持ちから、あれこれ理由をつけて不参加を丸4年続け、今や疎遠としか言いようがない関係である。

そんな関係を続けてきたが、来月上旬に彼らが集まる飲み会へ参加する、かもしれない。参加することは伝えた。知り合ってから一緒に過ごした時間以上に開いてしまった空白の時間をいまさら埋め、5年ぶりに顔を合わせるなんてことは、僕としてはとても心が重いことだし、未だに本当に行くかどうか悩んでいる。今回も見送ってしまうかもしれない。高校の同窓会とか高校時代の友人たちと飲むなんてことは、普通はそんな大したことじゃないかもしれない。しかしながら僕にとっては、極度の精神力を要するような重大用事である。

どういう顔して行けばいいのだろう。本当はすごく行きたくない。しかしながら、毎回そんな僕を誘ってくれる友人らに対して感謝の思いがあるし、申し訳ないところからくる責任感をとても感じている。

映像は、当時僕が好きだったQueen、中でも好きだった曲「Somebody to Love」

以前、就活で三鷹を訪れた時、その日は1日に2社の面接をそれぞれ午前と午後に受ける予定で、午前の面接を終えて2社目の場所である三鷹駅に向かうのだが、1社目の面接は朝一番に芝浦で行われたこともあり、面接後、朝食と昼食の中間のような軽い食事を済ませ、その後向かったのに面接時間の2時間も前に着いてしまった。途中、これは早く着きすぎると危惧し、新橋や神田で時間をつぶしたがそれでも時間が余ってしまい、どうしようもなく総武線へ乗り、三鷹へ向かった。そして着いてはみたものの、そのとき就活は終盤で、連日の遠出によって特に外出に対して目新しさもなく、出かけ先に買い物など用事を考えて行くようなこともしていなかったため、機械的に三鷹に着いてしまったことを後悔するくらい、僕はなにもやることがない状態に陥ってしまった。


さあ、三鷹だが2時間なにをして面接まで時間をつぶそうか・・・。改札は通ったが、駅の真ん中で、南口にも北口にも向かわず考え迷い、立ちっぱなし。僕は外出先で時間が余ったとき、たいていは喫茶店に寄り、コーヒーを飲みながら今後のことを考え、暇をつぶす。
もしくは、CD屋さん、電気屋さん、本屋さんなど長時間いても目新しいものがなくならなそうなお店へ向かい、暇をつぶす。しかしながら、今日に限っては、朝9時から昼下がりまで暇しており、とっくのとうにそんなものたちは駆使してしまっていた。特にコーヒーについては、朝一番の面接ということで眠気覚ましとして直前に1杯、面接中にだされて1杯、面接後の食事で合わせて3杯いただいてしまっていたので、さすがにもう結構であった。そしてなにより外出先で1日に何回も喫茶店に寄れるほどお金はない。


じゃあどうしようか三鷹。散歩するか三鷹。散歩した玉川上水。三鷹といえば玉川上水である。知っているだろうか玉川上水。昔、江戸時代に、井戸を掘っても塩水しかでないと水不足で困っていた江戸のために、玉川兄弟が造った多摩川水系の上水道である。僕は小学生のころ、社会科見学として東京都下・中央線沿いにある歴史的な場所を訪れたことがあり、玉川上水はそのひとつである。小学生の僕にはただの川と道であったが、玉川上水の沿道は部分的に舗装されていないため、道端に雑草や木々が生い茂っており、いわゆる東京の大都会的なイメージとは違う、今の僕が好きな東京イメージをかもし出している。今朝の芝浦ふ頭のような、地面はすべてコンクリートであったり、高いビルや首都高がそこかしこに見られるようなイメージとは大きく異なるのだが、対極的な大自然というわけでもなく、民家や公園や道路とうまくバランスが保たれている自然なのである。おもむろに
mp3プレーヤーを取り出し、音楽を聴く。芝浦ふ頭の僕は音楽に合わせて早歩きだが、玉川上水の僕は音楽に合わせて、その1/3ほどの速度で歩く。三鷹駅前の玉川上水から、歩き続けるとどこへ着くのだろうかと、就活している自分の現状と将来など、物思いにふけながらひたすら、ただしゆっくりと歩いた。舗装されていない道は今朝降っていた小雨のせいで若干ぬかるんでいるところがあったりして、革靴が泥で汚れるが、音楽と雰囲気が気持よく、なにを考えても結論が簡単に出てしまうような気分であったため、全く気にせず、考え事をしながら歩き続けた。その日は、2社の面接が両方共に最終面接であったり、かかってくれば内定となる先週受けた会社の面接結果の電話がなかなかかかってこなかったりと、大げさかもしれないが、自分の将来を決定づけるような1日だったため、物思いは特に純粋で傷つきやすい様。


僕「働く場所はどこになるのだろうか、住むのなら三鷹のような場所がいいな、この後の面接がうまくいけば、たぶん住む場所は三鷹だ。もし三鷹なら、友人や家族にも会いやすい。自分の本命は先週受けた会社だが、電話は来ない、たぶん、僕は三鷹の会社に決まるのだろう。三鷹の会社に対してはぞんざいな扱いを受けたり、納得のいかない質問を受けたりで、嫌な印象があるが、揃っていない就職先を比べることはできない。三鷹には玉川上水がある。職場の近くにこんなに気持ちの良い道があるのだから、落ち着く場としてすごく良いぞ。」

頭の中は整理されつつあり、気が楽になってきた。歩いているうちに止んでいた小雨が降り始めてきた。そろそろ、戻ろう、と思い折り返し、駅へ向かう。結局駅へ着いたのはその30分後だ。玉川上水沿いで1時間散歩してしまった。スーツで。会社へは本数の少ないバスで向かわなければならないため、余りまくっていた時間が実はぎりぎりになっていた。面接は難なく受け、研究室に戻った後の夜になって先週受けた本命の会社から内定の電話がかかってきて、結局三鷹の会社に行くことはなくなった。


なんでこんなこと書こうと思ったのだろう。ああ、今日久しぶりに話した友人がその会社に就職したことを聞いたからだ。彼は僕がその会社の内定を辞退したことを知っていて、もう○○(会社名)でいいと思って、という友人の言葉が耳に残ったんだ。複雑な感情を感じたから書こうと思ったんだけど、同時に、その会社のこと思い出したら、会社のことより玉川上水のこと思い出したことが印象的だったんだ。

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