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[ Dom mino' / Time Lapse ] schole records
タイトルは古代ギリシャ語で余暇という意味を表す言葉だそうです。
聴いてみると、確かにこのアルバムは、なにか状況フリーを感じさせてくれて気持ちが良かった。僕がこのアルバムをはじめてちゃんと聴いたのは、余暇とは程遠いぐちゃぐちゃの満員電車の中だったんだけど、そんな苦しい状況を忘れさせてくれる良い音楽でした。僕は、良い音楽を聴いていれば、その状況なんてほとんど関係なくなるわけで、むしろその辛い状況は、音楽に合わせて流れ出す映像になると思うんですよ。電車内のシュールな光景なんて、映像にしてくれと言わんばかりの、あとは音楽だけを待っている状況なわけなんですよ。幸薄そうなサラリーマンだって、無表情に携帯を見つめるOLだって、音楽を通して眺めると、現代を表現した映像作品になります。Dom mino' の音楽は、満員電車のストレスが溢れだしそうな状況を、「人間の動き」「車窓から見える景色」「中吊り広告」をレイヤーとしたインスタレーションのような映像作品をきちっと演出してくれました。
はじめ僕は1曲目を聴いて、ちょっと大したことないかな?と思ってしまいました。とんでもないですね、ごめんなさい。アルバムを聴き進めるにつれて、僕の意識は耳に集中し始めて、脳内はそのあとの1次試験のことなんて忘れていき、どんどん車内に流れる映像に目移りしてしまう。車内の光景からどんどん映像を思い浮かべてしまう。しまいには音楽に興奮してしまい、僕が乗る電車内はもうインスタレーションしている状態。今いる満員電車のストレスなんてどっかいなくなってしまします。
これでもかこれでもか、と想像させられました。
myspaceに2曲しかないのと、特に10曲目の「Guitars」がないのは、なんとも残念です。
曲が使用されている映像作品があるようです。onedotzeroに使われていたのか・・・。知らなかった。
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