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東芝のHD-DVDが、BDとの次世代DVD規格争いから撤退するらしい。これに伴う金銭的な損失は数百億円だとか。僕は個人的に東芝が好きだったから、このニュースは非常に残念だ。しかし、だからといって勝ったソニーが嫌いというわけではなく、どちらも僕が好きなメーカーではあったんだけど、国内メーカー同士で巨額損失をかけて争うことになってしまったのは残念だ。
以前、大学の講義の一環で、ディスプレイに関して調べることがあり、それ以来両社の技術力の高さに関心をもっていた。東芝の持つ映像素子における半導体技術(ちなみに、映像の美しさを謳ったPS3のCPU「Cell」は東芝製)や、ソニーの有機ELやFEDに代表される次世代ディスプレイ開発は世界で最も優れていると思う。そんな両社が一つの規格を争うことになったがために、映像のハード、ソフトを扱う企業が関ヶ原的に陣取るようになってしまった。どちらの規格になろうが、優れた規格だったと思うんだけど、一つのイスしかないためにつまらない比較で勝ち負けを争うことになり、現在では営業力とか評判による、勝ち馬に乗るような心理で両社が比較されていたと思う。技術力を離れた、つまらない要素で国内メーカー同士が争うことになってしまったことを残念に思う。そんなことされるために、みんな頑張って開発してるわけじゃないわけじゃないと思うんだよね。
マックとウィンドウズやら、インテルとAMDやら、任天堂とソニーやら、やたらと比較されて勝敗が揶揄される企業があるけれど、そういった判断は好きじゃありません。どちらにも一概には説明できない製品的価値があり、安易な極論にもっていくべきではないと思う。なぜなら、そのときは流行らなかった製品であろうとも、いつか新しい応用技術へとつながる可能性があるからだ。勝敗流行による製品選択ではなく、技術力とデザインで選びましょう。つまり信者反対!
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