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なんてったってJAZZなわけで、別にTommy Flanaganを詳しい訳でもなく愛好しているわけでもない。すごく良いアルバムだと思う。だけど僕が言いたいのは、このアルバムの良さでもTommy Flanaganの良さでも無くて、このアルバムで聴けるような録音現場の空気感が大好きだということなんです。
つまりはホワイトノイズだけども、スーという空気の音と言うか現場の音がノイズとして録音されている。これがすごく好きだ。当時の録音技術的にノイズとして入ってしまったのかもしれないけど、音楽が流れ始める直前の瞬間、耳が演奏元へ集中されるときに聞こえる耳鳴りに似ている。
ただこのホワイトノイズだけがいいって言うわけじゃなくて、重要なのは音楽がないときと始まった時の瞬間的な変化を演出するためには、演奏している現場の空気感が重要なんだ。この空気感があると、音楽に急にリアリティが感じられるようになって、良い。
クリアな音ゼロ状態から、クリアな周波数の音が鳴り始めるのも悪くないけれど、ホワイトノイズに包まれている状態をあくまで曖昧なゼロ点にして、ホワイトノイズを振りほどくように音が鳴り始めたほうが味わいがあって、聴いていて気持ちがいい。
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