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スパイク・ジョーンズの短編映画を見れます。
http://www.imheremovie.com
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スパイク・ジョーンズらしい、というかそのものという感じがする映像作品です。
僕はスパイク・ジョーンズが大好きです。
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この前観てきました空気人形。音楽に

少し期待しすぎたのかもしれない。滑走路で加速していくジェット機が飛び立たずにそのまま減速していった感じだった。たぶん加速させたのは僕の期待感なんだろうと思う。というか、そもそも映画館で映画を観ること自体に期待していただけのかもしれない。

映画の中で、物事が少し破綻している気がしたんだけど、それはただ伝えたいことをシンプルに伝えるためにわざと理屈を通さないでいるんだろうと勝手にポジティブな解釈をした。シンプルに話を伝えたいときに、細かいところを気にしていては、結局何が言いたいのかわからなくなるから、これはそういうコンセプトなんだろう。つまりこの映画の結論は一つのテーマで終着するんだろうと考えたからね。

だけど、僕が感じた結論はあまりシンプルじゃなかった。話が進むほど困惑というか、余計(僕にとっては)な物事が増えていく気がして、うーん・・・これじゃふわふわした問題点を定義しただけで終わってしまうんじゃないか・・そういう感想を観ながら感じた。

なんかこう、社会とか人間の闇の部分はとにかく良くないんだよ、色々とさ!みたいな。

僕は正直のところ、空気人形は人間になってみてすごく独特な(この映画のオリジナリティになるような)感想を抱くんだろうと思っていた。それこそ「人間はみんな常にどこかで寂しさを感じていて、その寂しさを知ってしまったがために辛くなった」みたいなのじゃなくて、もっと辛いとか楽しいとかじゃない、自分なりの幸せ感を感じとってそれを持って生きていくのだろうと勝手に待っていた。

映画でははじめはそういう流れだったと思う。自分がそうなって欲しかったから、そうじゃなくなっていったときの印象をすごく覚えている。僕の中で、この映画への期待感が勝手に、なってほしい結果みたいなものをかなり用意していて、結局そうはならなかったから、正直のところいまいちな印象をすごく感じた。

この映画を今から観ようとする人に、僕の感想は迷惑な印象を与えてしまうかもしれない。そうなってしまったら申し訳ない。でも人は人です。人が面白いと言おうがつまらないと言おうが、良い映画は人それぞれにとって良い映画です。

なんか記事の最後にきてこんなフォローみたいなこと言うと、あたかも僕がこの映画はつまらなかったって言ったみたいな雰囲気になってしまいそうだね。そろそろ映画の話はやめようか。

そうそう、そういえばこないだ長野に行く前に、久しぶりに東京の高尾山を登ってきました。東京から散歩気分で登山ができて、八王子の景色もなかなか綺麗だし良いよね。頂上付近には薬王院という寺があるんだけど、ついでと言ったら罰あたりだけど参拝してきました。

東京から離れたところに住む人には知られてないかもしれませんが、東京には新宿から中央線に乗って1時間かからないところに高尾山という山があるんです。山といっても舗装されている道ばかりで散歩道の延長みたいな山ですけどね。

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TOKYO!を観てきた。ミシェル・ゴンドリーとレオス・カラックスとポン・ジュノの3監督による、それぞれの視点から捉えた東京を舞台にした物語からなる3部作映画である。知っている人も多いと思うが。エンディングの音楽をHASYMOが担当しており「Tokyo Town Pages」が使用されている。

ミシェル・ゴンドリー、HASYMO、東京とキーワードを揃えられては観るしかない。結論から言うとすごく面白かった。観る前に考えていた内容とはかなり異なっていたが、良い意味で裏切られた感じだ。キーワードの3つにときめきすぎて、観る前にコンセプトだとかストーリーを大雑把にしか把握していなかったのが原因だと思う。

あくまでこの映画は、東京については語っていない。3部作であるが、3つとも直接的に東京とはこうだああだなどの意味を込めたものではなく、作品を作る上でその舞台が東京であるということでしかない。東京なら、こういう物語になるはずだ、こういう人間がいてこういう展開を見せるはずだ、と。TV番組の外タレへのインタビューのように、好きな日本食は?覚えた日本語は?日本は好きですか?のようなありきたりで答えが決まりきっているようなレベルの発想では全くもってない、もしくは東京についてのイメージや問題点が直接的に結論から述べられているようなドキュメンタリー作品でもなく、あくまで東京を舞台にした、というだけである。東京について考えるということは同じだが、その東京を自分の中でシミュレーションし、その世界で展開されたことを映像化したという感じだ。

出演者がほぼすべて日本人である。東京を舞台にしているから当たり前かもしれないが、外国人が東京を舞台にして、日本人の人間関係を表現し、しかもその表現がなんとなく日本っぽいのだからすごい。純粋で客観にかなり近い考えをもって、この作品の前提である舞台の東京から、ボトムアップ的に人間関係の構築させていくと、必然的にそうなるのかと考えたけれど、これはとても難しいことだ。

3つの作品ですべてに感じたのが、どの物語もすごく日本のマンガっぽいことだ。物語のポップ感には日本のマンガに似たものを感じた。特にミシェル・ゴンドリーとポン・ジュノの作品における、恋人や友人の人間関係だったり、主人公の考え方の切なさには日本人特有の気の使い方というか、か弱さが感じられて、わかっているけど実行できない複雑な心境や動揺にはすごく共感した。そして青春マンガを読んでいるような気分になった。

一方、レオス・カラックスの作品がまた違う方向の視点から作ってあるから面白い。どう面白いのか表現したいが、なかなか難しいのでここまで。

追記:ミシェル・ゴンドリーの作品の主人公の女の子の外見と考え方がすごく可愛らしく、印象深かった。そして、観た後にスティーブン・セガールの娘と知ってさらに印象に残った。
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