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僕は広く手を伸ばす性格。収拾がつかなくなること多数ありますけど、なんだかんだで良い結果をもたらしています。今のところは。卒研と映像制作の両立生活は、感覚のスイッチ器官が成長する。だけど切り替える能力だけしか成長しないことがわかった。11月末までに卒論を書きあげることを目標にして、今はひたすら両立生活だ。面倒なことを早くに終えたらあとはうるさいことは聴かずに、自分の信じることを成長させよう。映像を作ってます。


曲がいいよなあ。
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映像っていう多くの要素からなる複合体から受け取れるものっていうのは、視覚とか音とか、はっきりと確立されたベクトルのものが想像されるんじゃなくて、雰囲気的で分解しにくい複合体(分解できないのに複合体とはおかしな表現だけど、つまり単純構造じゃない)だと思います。5つある感覚っていうのは加算だけじゃなくて、乗算も使用している気がします。映画を観て、言葉だけでその感想を述べられるのであればそれは1次元の感想。アートの評価は多次元的な感想をもってその面積・体積で測られたい。そういう視点の方が断然面白いと思う。なんとなく考えました。

詳しくは知りませんが、OFFFという映像の国際的祭典の動画を見つけました。
面白いです。


OFFF Lisbon'08 Open Titles from OFFF on Vimeo.


OFFF 2006 Open Titles by Dvein from OFFF on Vimeo.
XCXX61001_l.jpg

夜11時半、帰宅。服を脱ぎ、楽な部屋着に着替える。PCはつけない。TVをつける。ビールを冷凍室へ入れる。スピーカーの電源を入れる。TVの音量を消す。バッグからDVDを取り出す。DVDプレーヤーの電源を入れる。DVDを入れる。押入れの戸を開ける。壁やドアが振動しない程度に低音を調整する。音量を上げる。ビールを冷凍室から取り出し、グラスへ注ぐ一口飲む。部屋の照明を消す。Radiohead フロム・ザ・ベースメントを再生した。
http://sb.tsutaya.co.jp/WM/ss/000000624_01_1M.asx
http://sb.tsutaya.co.jp/WM/ss/000000624_02_1M.asx

観終わった後の、静けさに耳がキーンとするこの感じが良い。
ナイジェル・ゴドリッチは天才だと思う。


すごかった。に尽きた。なにもかもが前衛的でかっこよくて。
セットリストはこちら
494246978_247.jpg

















(すみません、転載です。)

僕がとったチケットは、来日ツアーの追加公演で、10月7日の東京国際フォーラム。この日は偶然、というか僕は知らなかったんだけどトム・ヨークの誕生日だったんだ。だからなにっていうわけじゃないんだけど、mixiのRadioheadコミュでは、トム・ヨークの誕生日なんだから、ホイッスルとかなんかの合図に合わせてハッピーバースデーを合唱しよう!っていうトピがたったりして、盛り上がってたんですよ。だけど、それに対して、ジャニーズのライブじゃないんだからそんなことはやめよう。っていうトピもたちまして、この両トピが論争し始めたわけですよ。「周りの人の雰囲気を邪魔するな」とか「誕生日にお祝いされて嫌な人なんているの?いたらその人は悲しい人生じゃない?」とかこんな感じで・・・、もう原理的な理論の応酬で大変荒れてたと思うんですよ。嫌ならそんなトピ見なきゃいいじゃんってことなんだけど、その日のライブに参加する身としては、どうしても気になってしまって。かといって気にしたところでろくなこともないんだけどね。思っているのは僕だけかもしれないけれど、その後もやたらと、ライブ中のマナーに関してのトピがたってきて盛り上がったりと、なんだかネガティブな内容の議論が多くなってきて、ライブ前だっていうのに、僕の中での盛り上がりがいまいちだったんですよ。

ST330201.jpg















当日、座席はステージからすごく遠い。これは、バンドメンバーの顔が見えない。自慢になるけれど、ここ最近ではコーネリアスとベックのライブに参加したんだけど、どちらもステージ真ん前のチケットを獲得していたので、それらとどうしても比べてしまって、開演前にかなり不安になった。隣の席にゴシックな恰好をしたカップルがいたんだけど、オープニングアクトのModeselektorが演奏しているとき、隣に座ってるゴシックな女は寝てるし、なんだかついていないっていうか、このライブに関しての僕の雰囲気は一向に良くならない・・・。

そして、そんな感じのままついにRadiohead登場。もうさっきのModeselektorのときの見る気のなさがなんだったのかっていうくらい、隣の女が盛り上がる!
一曲目はAll I Need かなり意表を突かれたゆっくりなスタートだ。一曲目はてっきり15Stepだと踏んでいたのに。ゆっくりとリズムが進んできて、静かにトム歌い始めて、ここに至るまでの僕の雰囲気の悪さというか、腐っていた感じをなだめるように、だんだんと神々しく高らかに叫ぶ・・・自分勝手にそう思ってしまうくらい選曲がジャスト!!

そして15Step、次にNational Anthemと続いた。
東京国際フォーラムの2階はかなりの急斜面で、立ちあがると、前の人の頭が僕の腰下くらいになって、前の人が見えなくなるくらいステージを見やすいように設計してある。ステージまではかなり遠く、歌っている顔すら見えないのに、音だけは近くで歌っているかのように、ここまで届くから、音と光景の距離差にはじめ少し酔った感じがした。ステージからの黄色い照明が、斜面下に見える、微妙に揺れながら魅了されている整列した人たちを照らしていて、National Anthemの曲と相まってなんだかすごく宗教的体験に思えた。本当に神々しかった。

毎回セットリスト(曲順)を変えるRadiohead。先日までの公演では1日のみだけどKid A をやったというから、これはもしかしてとかなり期待していたところ・・・Kid Aきたよ!youtubeでしか観たことないKid Aの演奏をまじかで観た。CD音源とはかなり違う、Kid A ライブでのKid Aが大好きだったんだ。これを観たいがためにチケット買ったんだ。本当に。すごいんだよ。すごかったんだ。きちっと確認しているわけじゃないから、ひいき目かもしれないけど、アルバムで言うとKid AとAmnesiacの曲が、最新アルバムであるIn Rainbowsを除くと多い感じがしてね。比較的最近のRadioheadが特に好きな僕が期待していた、いやそれ以上のセットリストをやられたんだ。本当なんだよ。

特に、後半は、アンコール後なんてフィル・セルウェイのドラムに合わせて昇天してしまいそうなくらいだった。IdiotequeだとかHouse Of Cardsだとか、Blow Outだとか。そして最後のEverything In Its Right Place ジョニーとエドが地べたに座って、歌ってるトムの声をその場でサンプリングして加工して、カオシレーターを使ってループさせて・・・・。ああ・・・。

Radioheadにとって、CDに録音した曲っていうのはあくまで一つのアイディアでしかなくて、ライブでしか再現できない、聴けない、アイディアを次から次へと放出してくる。しかも必ずと言っていいほどライブで聴いた方がすごく良い。でもそれはあくまでのそのときだけで、また次の機会になるとさらに変化している。リスナーが一つの曲、過去の思い出に固執するのを避けるように、前衛的に変化し続ける自分たちを見せつけて、決してリスナーを自分たちに追いつかせない。Creepをやるかどうかとりあえず気にしちゃうとか、1stアルバムPablo Honeyからの曲はあるかどうかとか、そういうのじゃなくて本当に変化し続けている現在を見てほしいのだろうなって思ったよ。決まり文句だもんね、今回はcreepやるかどうか!?っていうのは。

ST330204.jpg












ライブ終了後


観終わった後に、ああー今度はもっといい席でもう一度観たいなぁと思いました。あと、National Anthemの前に、リアルタイムのニュース放送を加工して、流したみたいなんだけど、それでノーベル物理学賞を日本人が受賞したことを知ったよ。
常連というわけでもないけれど、なんとなく通っていた学前のカフェ、Anne's Cafeが近く店じまいする。僕というよりも、僕の周辺の人たちにとても愛され、なんとなく連れられて通ううちに僕にとっても学生生活の一部のようになっていたお店だ。この店について考えると、学前駅周辺では唯一と言っても良いくらい雰囲気の良いお店で、大学でサークルに入ったころ、たびたび先輩たちがこのお店の話をしていて、おしゃれな大学生活の象徴と言ったら言い過ぎかもしれないけど、なんとなく僕にとっては、そういうイメージを抱いていたのを思い出す。はじめて訪れたのは、この店で行った先輩主催の上映会のときだったんだけど、お店入口すぐに飾ってあるBob DylanとThe Whoのアルバムがすごく印象的だった。

色々な人に連れられて通ううちに僕もマスターに顔を覚えられ、最近では申し訳ないくらい良くされていた。良くされっ放しじゃ本当に申し訳ないし、僕が先輩に連れられたように、知り合いでも連れていって売り上げに貢献しないといけないなと考えていたのに、結局未だに誰も連れて行っていない。僕はこの店を教えられて本当に多くの良い思い出をつくることができたし、映画のペイ・フォワードじゃないけれど、僕につなげられたこの店を、僕も誰かにつなげなくてはいけないと思う。店じまいの話を聞いたとき、自分の学生生活が終盤であることと相乗してか、このカフェでの思い出がすごく刹那的なものに感じられてきて、寂しいの一言では表せない、無情さを感じた。
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