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撮影するよついに!

撮影って、気持ちいいよね。僕が言う撮影っていうのは、キャストとかスタッフとか撮影陣を組んで、監督がカット!とか言う方の撮影じゃなくて、ただ散歩しながら片手カメラで気ままに撮影することだよ。

カメラ片手に歩いていると、自分がなにか別の存在になったような気になってきて、カメラを持ってないときとは違う視点でものを観られるようになると思うんですよ。だから、普通の通りすがりの人にはなんてこともないようなものも自分には、なにか重要なものを示す素材に見えてきたりして、特に街中で撮影してると、そういう人とは違うっていう、自分の特異感がジワジワと感じられるんだよね。すれ違いの人に、あの人なに撮ってるんだろ?っていう目で見られるともう・・・・自分のオリジナリティーみたいのが、その人の目からバシバシと送られてきてね。ああ、俺自分しかできないことやってるんだ・・っていう感じがなんとも快感なんですよ。

たとえば、コスプレってさ、普段とは違う解放した自分をさらけ出すっていうのが気持ちいいんだと思うんだけど、それが僕にとってはカメラ持ってひたすらなんでもないものを撮ることだろ思う。コスプレはやったことないから、本当に合っているかどうかはわからないけど。でも普段、素の時には絶対恥ずかしいこともカメラ持って一人だと、なんでかやれる気になってくるんだよね。普段はつまらない人間でいいから、そういう自分にとって重要な時だけは面白いことしようって思うんですよ。

街中で撮影したことある人なら分かってもらえると思うけど、意外なほど通行人は撮影者のことを気にしない。たとえば、新宿駅前で通行人を撮影すると、もはや自分はいないんじゃないかっていうくらい、ほとんどの人が撮ってることを気にしない。ばっちし顔だって映っているのに(別に悪意ある使い方をしようっていうわけじゃないけれど)そんなこと気にせずに、何もなかったかのように通り過ぎていく。

ほとんどの人はそうなんだけど、その中で、100人いるうちの1人くらいの確率で、カメラを持っている僕を見つめてくる人がいる。それは、大抵その人も1人だったり、あと子供とかホームレスが多いと思う。なんていうか、そのとき感じている時間感覚がその人と僕で近いときに、僕が撮影していることを気にされるんじゃないかと勝手に思う。見られるから、なにかあるっていうわけじゃないんだけど、なんとなくいつも撮影しながらそういうことを考えてるんですよ。

大都市では情報がありすぎて、すぐ近くを歩いていようとも全く別の時間感覚で動いてて、それを共有とか近くなったりしない限り、ほとんど意識し合わないんじゃないかあ。だけど、そういう情報がありすぎる中で、偶然目があったり、注目し合ったりするっていうのはなかなか気持ちがいい。

特に、その時の僕はすごく神経を走らせてて、恥ずかしいものを曝すような感覚で撮影しているから(変態っぽい言い方だけど・・)たまにそういう人に見られると、変なことしてる自分に注目されて気持ちが良くなってきます。なんか性癖みたいな表現になってきたけど、それは別に女とは限らなくて、男かもしれないし、汚い格好したホームレスかもしれない(余計変態っぽい表現か)

とにかく、撮影の醍醐味は、通行人に変な目で見られてからが始まりだと思う。
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TDKのCMが超かっこいい。

「トランジスタです」とか「フェライトマグネットです」とか、スーツ着た外国人の集団が後を追っかけてくる方じゃなく、電気グルーヴの音楽が流れる方のCMです。放送回数はさほど多くないようなので、観たことない人多いと思うんですけど、これを機に観てみてください。

http://www.tdk.co.jp/tjaaa01/aaa06094.asx

かっこいい。
まず曲がかっこいい。フラットで無機質で、なのにすかしてない感じ。いろいろな映像アイディアを幅広く受け止めてくれそうで、すごく想像をかきたてられる。企業サイトによると、電気グルーブが、このCMのために書き下ろした曲なんだとか。電気グルーヴのアルバム一枚も持ってないけど、買いたくなってしまうね。

そして、映像もかっこいい。アメリカの街並みを上から俯瞰した後に、街と一体化した回路基板が登場。街(地上)ではジョギングしてる女性とかスーツ着たサラリーマンがいたりとか、マクロとミクロを交えた表現が、全体的に無機質になりがちな映像を、わかりやすくしていてうまい。街並みと重ね合わされている回路基板は、Corneliusの「Point of view point」でも登場していたけど、回路基板には機能美っていうか、アートとしてデザインされたわけじゃなく、機能性を求めた結果得られた構造のかっこよさがあると思う。

昔、自分の映像で、回路基板の画像を使ったことがあるけど、今度は回路基板を背景のようなわかりやすい部分として、もう一度使ってみたい。

CMの最後の方で、街並みのビルの屋根が一瞬反射して、光るのが熱い。
やばい、全然アイデアがまとまっていない。なんとなく、作ろうというものは考えているのだけれど、それらをどういうふうに関連付けたらいいかとか、使用する音楽が決まらない。

と、いうのも今回の上映会には、発表作品全体での統一テーマが決められており、なによりそれがきつい。今回の上映会作品テーマは 「ひとり」 普通は、特に複雑なテーマとか縛りではないと思うんだけど・・・・・というか、今回のテーマは僕が提案して多数決を経て決まったものだから、発案者が何言ってんだよって感じですけど。この、人間を想像させるような縛りが僕にとってはすごくつらい。今まで、上映会とかネット上で発表していない作品も含めると10本くらいの作品を作ってきたのだけれど、実はこれまでの作品に人物を登場させたことがない。考えてみると、すべての作品において、僕の頭の中を、どこにも枝分かれさせずにPCへ直結させて作ったような作品ばかりだから・・・、サークル活動としての映像制作だけど、一度もサークルを通して映像を作ったことがなかった。映像制作を通してコミュニケーションを使ったことがなかった。すごく独り善がりで、現実味のない表現ばかりだった。それが今回は、なんと現実感の帯びたテーマだろうか。こんなに現実感のある、ストーリー性を想像してしまいそうな言葉は他にないんじゃないか。こんなに僕の映像に似合わない言葉は他にないんじゃないか。

今年に入ってから、不思議と忙しさに比例して、作品を吐き出してこれている。研究生活で、連日遅い帰宅になろうとも、寝る前の3時間くらいの映像制作で、こつこつと作り、自然と良い制作スケジュールをこなせてきた。おそらくこれは、作りたい映像のイメージがまとまっていたからなんだろう。作りたい映像は頭の中でだいたい整理されていて、この頭の中で整理された映像を、PC上で再現するだけだったから、短い時間でも、すぐに取り掛かれたし、きりよくスケジューリングできた。ここ最近は、なにをつくってもそれなりのクオリティーは保てるぞ。つい先日まで、そう思っていた。

しかし、今週はずっと映像のことを考えているんだけど、思いつくアイデアがなかなかまとまらない。アイデアを思いつかないわけじゃない。そのアイデアを、テーマと音楽と他のアイデアと関連付けられていない。そして、前回の上映会から約1か月間という短いスパンのせいで、どうしても前作PARABOLICAと似た発想で物事を考えてしまう。もっと現実的な質感をもった世界観にしたいのに、なかなか頭の中をスイッチできていない。

だいたい「ひとり」って・・・どんなだよ。ひとりは好きだけど、人に見せるものじゃねえよ。なにも表現してないから「ひとり」なんだろう。そんな「ひとり」を作品のテーマにするってどうだよ。テーマとかルールとかに対してすぐ脱法的なこと考えちゃって、ルールを破る方法を思いつくのが得意な僕にはあわないでしょ。非現実的な空間を表現しているような映像にはまっている僕には、現実的なテーマすぎて作れないよ。とか色々考えちゃって、アイデアがまとまりません。

12月7日(日)もプレ上映会をやるみたいです。ぜひこちらにも遊びにいらしてください。
 なにかと忙しい最近、学会だの卒論だのでなかなか自動車学校へ行けない。

zoome
http://zoome.jp/site-soshi/

自作映像作品を高画質で公開できる動画サイトを探していたのですが、なかなか良いところを見つけました。
さっそく僕のチャンネルを設けました。利用者数を考えるとyoutubeに及ぶところはありませんが、映像制作者としては画質に不満を常々感じていましたので、今後はyoutubeと並行して、高画質担当としてzoomeにもUPしていきます。youtubeでの「うぉ・・こんなんじゃないんだ」っていう僕の思いは、zoomeで受け取ってください。

youtubeでは、一回の動画投稿における最大容量は250MB。一方、zoomeでは200MBと、最大容量では劣りますけど、zoomeの良いところは200MBの映像画質をほぼそのまま公開できるところ。youtubeで250MBの映像をアップロードしたところで、通常再生ではflv画質で画質劣化が著しいのです。(高画質再生もできるけど、貼り付けリンクなどでは通常再生しかできない。)

いまいち想像しにくいかもしれませんね。
あーだこーだ言うよりも実際に観た方がわかってもらえるでしょう。





これから僕の動画はzoomeでもご覧ください。もちろんyoutubeもよろしくお願いしますね。


おかげさまで、上映会を無事終えることができました。前回の記事で、上映会にお客さんがこない、ということを書きましたが、その後、予想を大きく上回る動員となり、アンケート用紙が足りなくなるほどになり、多くの人に作品を観てもらうことができました。本当にありがとうございました。

上の動画が、今回発表した僕の作品です。自分で言うのも変ですが、今回も、とても自分らしい作品になっていると思います。音楽にはAOKI takamasaの「PARABOLICA」を使用しています。youtubeなので、画質やサラウンドに劣化が見られますがご了承お願いします。ブログの貼り付けリンクではなく、youtube上の再生だと高画質再生ができるようなので、ぜひそちらもご覧ください。

次回上映会は、12月上旬から中旬あたりに行う予定だそうです。次回も作品を出せるように頑張ります。


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